AKの暑中見舞い・HOME> ウェブサイトのデザイン:コントラストの重要性


ウェブサイトのデザイン:コントラストの重要性


ウェブデザインをやる場合、大事なことや気をつけるべきことは多くありますが、そのひとつにはコントラストの重要性を意識する、という点があります。

これはデザイン基本原則のひとつでもありますが、実は色の事ではありません。これは様々な違いをつけることによってメリハリをつけて、はっきり違いを見せるという事なのです。

 

例えば文字のサイズが大きい短い文章の下に文字のサイズが小さく長い文章があるとしましょう。この場合、基本的に文字のサイズが大きく短い文章は見出しとみなし、一方文字サイズが小さく長い文章は本文・文章などと考えるのが一般的です。こういった見出しと文章の関係は多くのウェブサイトに存在するもので、時にSEOやサイトのユーザビリティにも影響を及ぼします。ただし、文字のサイズだけで明確にコントラストを示したというわけではありません。例えば見出しにも、大見出し・中身だし・小見出しなどがありますし、本文中にも目立たせたい部分は出てくるでしょう。

 

この場合、文章中やそれぞれの見出しの強さなどに応じて文字のサイズを変化させる、という事も出来ます。ですが、さらに色や線・背景色や文字の変形などの装飾を加えることで、それぞれの違いを出すことも出来ます。例えば一番の大きな見出しは文字が大きいことはもちろん背景色を変え、本文とは明確に差を出すのです。また、それぞれの見出しの強さや重要度によって色を変える、というのも方法でしょう。一般的には大きな見出しほど重要で、小さな見出しほどシンプルなデザインになっていくのが一般的です。

また、これらはそのページ内・あるいはサイト内で共有していることも重要な事です。というのも、デザイン基本原則の中には反復というのもあり、あるユーザーがそのサイトを見た時に「これはページ全体を意味する見出しだ」「これは段落ごとに何が書かれているかを示す小見出しだ」という事が分かり、二度も三度もそういった知識の見直しをする必要が無いようにするのも大事なことなのです。例外的な特別なページというのも一応は存在しますが、この限りではないでしょう。

 

なお、この原則はウェブデザインに限らず、印刷物や書籍などでも使えるテクニックです。ただしこういったコントラストについては、とにかく重要な所は目立たせるという事と、そうではないところは装飾は控えるというようなバランスが重要になります。こういったバランスにより、コントラストの重要性は産まれてくるのです。


AKの暑中見舞い・HOME> ウェブサイトのデザイン:コントラストの重要性