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Webデザインにおけるタイポグラフィの重要性


ウェブデザインには、色々な要素が求められます。個性的なレイアウトや顧客の目をひく斬新な配色なども大事ですが、洗練されたタイポグラフィがウェブサイト制作において基本です。事実として有名な企業のウェブサイトは、魅力的なタイポグラフィを採用しています。ウェブサイトとは言わばネットを通して読む雑誌のような媒体であり、リアルの週刊誌や趣味の専門誌なども、改めて確認すればユーザーにとって読みやすいタイポグラフィを採用しているのが一目瞭然です。

 

 

洗練されたタイポグラフィにはいくつかの特徴があり、まず基本中の基本として挙げられるのがフォントの読みやすさです。ウェブデザインを行う上で制作者は、目立つ意匠を優先的に採用しがちです。特に現代社会のように、数え切れないほどのウェブサイトが開設されている環境下では、いかにしてウェブデザインに独創性を織り込むかは非常に大切な視点です。ただ独創性を求めるあまり、奇抜なフォントを採用すればサイトを訪れたユーザーの方々が内容を確認し難くなります。

 

 

少しでも読みづらいと感じたら、そこでブラウザを閉じてしまったり、別のサイトに移動するのが今日のネットユーザーの動向です。ウェブデザインを行う上で、サイトのタイトルや見出し、メニューなどに採用するフォントは徹底的に読みやすさにこだわりたいところです。世間でお馴染みの、ある意味で代わり映えのしない定番のフォントを採用し、サイズもやや大きいのではと感じる位が、実は視認性を高められます。

 

 

次の洗練されたタイポグラフィの特徴ですが、企業イメージを的確に反映している点です。例えば飲食店の公式サイトであれば、活気に満ち溢れた活発的な印象が醸し出せる文字の意匠が最適です。色合いも赤や橙といった温和でアットホームな雰囲気が出るものが、ベストとなります。対してIT関連企業の公式サイトの場合、ロゴやメニュー画面も文字はクールで冷静な印象の意匠が最適です。色合いも青色や水色、緑などの電子的な雰囲気を醸し出せるものが適しています。

 

 

そして最後に挙げられるのが、情報の重要性によってフォントサイズやデザイン自体を変える事です。重要度が高い企業の信念やメニューなどは筆文字や崩したデザインにするなど、演出を加えた個性的な文字を採用します。大きさは他のテキストよりも基本的に大きめ、文字通り看板のような役割を果たさせます。対して注意事項や商品の詳細などの文字は分かりやすい簡素なテキストで表示し、視認性を残しつつも、あまり目立たない場所とサイズを採用するのが大事です。


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